高精度BK7 顕微鏡/望遠鏡用 グラス・アクロマティック・ダブルレンズ

高精度BK7ガラスアクロマート二重レンズ（顕微鏡/望遠鏡用）

1. 材料

• コア要素: 精密に接合された光学素子のペア。

• 主要材料: クラウンガラス: 高品質 BK7（ショット社の指定） ホウケイ酸ガラスで、正（収束）要素に使用。優れた均質性、透過率（可視スペクトルで約92%）、および低い気泡/介在物含有量で知られています。

• 二次材料: フリントガラス: 通常、より高い分散ガラス（例：F2、SF2）で、負（発散）要素に使用。

• 接合: 高透明度、低応力光学接着剤（例：歴史的にはカナダバルサム、現代のエポキシ/UV硬化接着剤）を使用。

2. 主な特性

• アクロマート設計: 2つの主要な波長（例：赤/C線と青/F線）を共通の焦点に集めることで、色収差を大幅に 低減します。カラーフリンジ（「紫色のヘイズ」）を最小限に抑えます。

• 高精度: 中心出し （<3 arcmin）、 面形状 （λ/4以上）、 面品質 （傷・掘り込み40-20以上）、および 焦点距離 について厳しい許容範囲を備えています。波面精度: 波面歪みを最小限に抑えるように最適化されています。

• 低応力: 製造および接合プロセスにより、内部応力が最小限に抑えられ、光学性能が維持されます。

• 耐久性: BK7は、優れた耐薬品性と機械的安定性を提供します。

• 3. 主な機能

色収差補正: その主な目的は、単一要素レンズでの分散によって引き起こされる 色のぼやけをなくし、より鮮明で真の色画像を提供することです。

• 球面収差の低減: 二重レンズ設計は、球面収差を 最小限に抑えるのにも役立ち、特にオフ軸で、全体的な画像の鮮明さとコントラストを向上させます。

• 精密な焦点合わせ: 幅広い光スペクトルを単一の平面に正確に集束させることで、高解像度、高コントラストの画像を提供します。

• 4. 重要な用途

顕微鏡:

• • 鮮明で色精度の高い標本画像（生物学、病理学、材料科学）のために、 対物レンズ （特に40倍、60倍、100倍のオイル浸漬などの高倍率）に不可欠です。

    • 視認性を高め、目の疲れを軽減するために 接眼レンズ で使用されます。

    • 望遠鏡:

  • 屈折望遠鏡（アクロマート）の 対物レンズ の基本的なコンポーネントです。

    • 惑星や月の観測に、偽色を最小限に抑えるために、高品質の 接眼レンズ （例：ケルナー、プレッスル設計）の主要な要素です。

    • バーローレンズ および コレクター で使用されます。

    • コリメーターおよびその他の機器: 正確で色補正されたコリメーションまたはイメージングが必要な場合に使用されます（例：レーザーアライメント、検査システム）。

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